2023年3月期 第1四半期決算短信〔IFRS〕(連結)2022年8月3日上場会社名兼松株式会社上場取引所 東コード番号8020URL https://w...
経営成績に関する説明当第1四半期連結累計期間(2022年4月1日~6月30日)の世界経済は、先進国がインフレ抑制を最優先する姿勢を鮮明にする中、ウクライナ危機による資源高・商品高や、中国「ゼロコロナ政策」の影響が加わり、景気への下振れ圧力が強まりつつあります。米国経済は、歴史的な物価上昇に歯止めがかからず、インフレ抑制を政策の最優先事項として急ピッチの金融引き締めを進めていることから、景気後退入りも懸念される一方で、雇用は堅調でサービス消費を中心に依然として過熱感は強く、ウクライナ危機の影響を受けてエネルギー投資も進み、強弱材料が交錯する状況です。欧州においては、変異株ウイルスに対する行動規制が段階的に緩和され景気が持ち直しつつあった一方で、ウクライナ危機とそれによるエネルギー供給不安などが物価にも大きく影響し、先行きの不透明感が強まってきました。中国においては、上海をはじめとしたゼロコロナ政策によるロックダウン(都市封鎖)により生産活動は停滞し、雇用情勢の悪化により消費も落ち込んだことから、経済は急減速しました。日本経済は、新型コロナウイルス感染症対策などの効果もあり経済活動の正常化が進み、個人消費においても回復の兆しが見られ、設備投資需要・IT投資需要なども堅調に推移していますが、資源高・商品高と円安による原材料高騰が進み、先行き不透明な状況は続いています。このような環境のもと、当第1四半期連結累計期間の当社グループの業績は、次のとおりとなりました。市況上昇を受けた畜産事業や食糧事業、原油価格上昇により石油製品取引高が増加したエネルギー事業を中心にほぼすべての事業において増...
経営成績に関する説明当第1四半期連結累計期間(2022年4月1日~6月30日)の世界経済は、先進国がインフレ抑制を最優先する姿勢を鮮明にする中、ウクライナ危機による資源高・商品高や、中国「ゼロコロナ政策」の影響が加わり、景気への下振れ圧力が強まりつつあります。米国経済は、歴史的な物価上昇に歯止めがかからず、インフレ抑制を政策の最優先事項として急ピッチの金融引き締めを進めていることから、景気後退入りも懸念される一方で、雇用は堅調でサービス消費を中心に依然として過熱感は強く、ウクライナ危機の影響を受けてエネルギー投資も進み、強弱材料が交錯する状況です。欧州においては、変異株ウイルスに対する行動規制が段階的に緩和され景気が持ち直しつつあった一方で、ウクライナ危機とそれによるエネルギー供給不安などが物価にも大きく影響し、先行きの不透明感が強まってきました。中国においては、上海をはじめとしたゼロコロナ政策によるロックダウン(都市封鎖)により生産活動は停滞し、雇用情勢の悪化により消費も落ち込んだことから、経済は急減速しました。日本経済は、新型コロナウイルス感染症対策などの効果もあり経済活動の正常化が進み、個人消費においても回復の兆しが見られ、設備投資需要・IT投資需要なども堅調に推移していますが、資源高・商品高と円安による原材料高騰が進み、先行き不透明な状況は続いています。このような環境のもと、当第1四半期連結累計期間の当社グループの業績は、次のとおりとなりました。市況上昇を受けた畜産事業や食糧事業、原油価格上昇により石油製品取引高が増加したエネルギー事業を中心にほぼすべての事業において増...