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経営成績に関する説明 (当期の経営成績) ① 業績の状況 当社グループは、日本に軸足を置いた国際的なバイオ企業を目指し、グローバルな研究開発活動やライセンス活 動などの事業展開を推進しております。中長期的には研究から開発、商業化といった医薬品開発に係る全てを担 う、総合的なバイオ企業モデルを組み入れた企業になるべく、成長を続けています。 当第1四半期連結累計期間において、小分子活性化RNA(saRNA)開発のパイオニアである英国のバイオ医薬品企業 MiNA Therapeutics Limitedの持株会社であるMiNA (Holdings) Limited(以下「MiNA社」)買収のオプション権を含 む投資契約を締結しました。ヒトが生来持つ遺伝子活性化の機構を役立てることで、MiNA Theraperuticsのプラッ トフォーム技術は、病気で機能が損なわれた患者さんの細胞が正常な機能を取り戻し、また正常な治療を補助する タンパク質を患者さんの細胞内で生成する機能を修復するような新たな治療薬の開発を可能にします。MiNA社のリ ード開発候補薬であるMTL-CEBPAは、肝細胞などの分化の方向性を制御するCEBPA:CCAAT/エンハンサー結合タン パク質α(C/EBP-α)と呼ばれる転写因子(肝機能を調節する重要なマスターレギュレーターとして知られている)を コードしているCEBPA遺伝子に作用し、特異的に活性化を促す小分子活性化RNA(saRNA)です。この標的はこれまで 「新薬開発にはつながらない(‘undruggable’)」と見なされていました。CEBPA...
経営成績に関する説明 (当期の経営成績) ① 業績の状況 当社グループは、日本に軸足を置いた国際的なバイオ企業を目指し、グローバルな研究開発活動やライセンス活 動などの事業展開を推進しております。中長期的には研究から開発、商業化といった医薬品開発に係る全てを担 う、総合的なバイオ企業モデルを組み入れた企業になるべく、成長を続けています。 当第1四半期連結累計期間において、小分子活性化RNA(saRNA)開発のパイオニアである英国のバイオ医薬品企業 MiNA Therapeutics Limitedの持株会社であるMiNA (Holdings) Limited(以下「MiNA社」)買収のオプション権を含 む投資契約を締結しました。ヒトが生来持つ遺伝子活性化の機構を役立てることで、MiNA Theraperuticsのプラッ トフォーム技術は、病気で機能が損なわれた患者さんの細胞が正常な機能を取り戻し、また正常な治療を補助する タンパク質を患者さんの細胞内で生成する機能を修復するような新たな治療薬の開発を可能にします。MiNA社のリ ード開発候補薬であるMTL-CEBPAは、肝細胞などの分化の方向性を制御するCEBPA:CCAAT/エンハンサー結合タン パク質α(C/EBP-α)と呼ばれる転写因子(肝機能を調節する重要なマスターレギュレーターとして知られている)を コードしているCEBPA遺伝子に作用し、特異的に活性化を促す小分子活性化RNA(saRNA)です。この標的はこれまで 「新薬開発にはつながらない(‘undruggable’)」と見なされていました。CEBPA...